2005年10月11日

第6回カリキュラム

谷頭です。

今日から第6週目の教材公開です。
全体で12週ですから、ちょうど半分まできましたね! (^^v


■第6回 素起こしを究めよう(その1)
├1.素起こしの基礎
| ├1.素起こしとは
| ├2.素起こしの原則4箇条
| ├3.ケバとり
| ├4.原稿の加工レベル
| ├5.リライトについて
| ├6.逐語記録の具体例
| | ├裁判関係の仕事
| | ├裁判記録(法廷録音)
| | ├訴訟資料(証拠音声、証言録音等)
| | |  └先入観と予備知識の違い
| | ├証拠性の高い議事録
| | ├座談会・インタビューの初期入力
| | └市場調査・研究目的の書き起こし
| └7.素起こし受注時の注意点
├2.話し言葉と書き言葉
└3.くだけた言葉の書き換え例

posted by 谷頭千澄 at 17:01| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-2.素起こしの原則4箇条

(1)発言に忠実に起こすこと(正確性・証拠性)
(2)発言した内容を落としてはならない
(3)言っていない言葉を加えてはならない
(4)読みやすい文章であること


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posted by 谷頭千澄 at 16:54| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-1.素起こしとは

ボイスライティングの専門用語(業界用語)で
素起こし(すおこし)」という言葉がよく使われます。

仕事を発注される時に
「これ、素起こしでお願いします」

というような使い方をします。

この「素起こし」という起こし方は、実ははっきりとした定義はありません。

・聞こえたまま起こす、
・勝手に省略したり解釈を加えたりしない、
・あとで編集段階で削るところもあるが、とりあえず全部音声を再現する、



多くはこのくらいの意味で「素起こしで」という言い方をしています。
「素起こし」「ケバとり」というような言い方をするのは、
テープ起こし専門業者に多いようです。
一般企業や出版社などでは、あまり使われていないようです。





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posted by 谷頭千澄 at 16:43| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-3.ケバとり

ケバとり」とは、話し言葉特有の癖や不必要な言葉を削除し、
読みやすい文章に直していく作業です。

会社によっては、「整文」「修文」と呼ぶこともあります。
(ケバとりから一歩進んでさらに手を加えたリライトを「整文」「修文」と言うこともあります)

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posted by 谷頭千澄 at 16:41| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-4.原稿の加工レベル

ボイスライティングをする際に、元発言にどの程度手を加えるか、
その加工の度合いによって、

「逐語記録」「素起こし」「リライト」などと呼んで区別しています。

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posted by 谷頭千澄 at 16:39| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-5.リライトについて

高度な技術を要するリライトまで任される人は、
まだまだ少数です。

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posted by 谷頭千澄 at 16:36| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-2.素起こしの原則4箇条

(1)発言に忠実に起こすこと(正確性・証拠性)
(2)発言した内容を落としてはならない
(3)言っていない言葉を加えてはならない
(4)読みやすい文章であること


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posted by 谷頭千澄 at 16:35| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.裁判関係の仕事

訴訟に関連する仕事は、音声そのものが証拠として提出されることがあり、
非常に責任が伴います。

誰が何と言ったか、
どういう言葉を発言したか、
「言った」「言わない」ということが争点になることも多く、
特に慎重に仕事にあたる必要があります。

訴訟関係の仕事は熟練者の指導のもとで進め、
テープ起こし専門会社や速記事務所から受注し、
かならずベテランの聞き直しを受けて納品することが好ましいでしょう。

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posted by 谷頭千澄 at 16:33| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.訴訟資料(証拠音声、証言録音等)

訴訟で資料として提出される音声を文字化する仕事です。
ボイスライティングとしては非常に難しい分野になるので、
熟練者の指導のもとで進めましょう。


被告、原告、どちら側にも立たず、公正中立に音声に向かいます。
・依頼者が誰であろうと、特定の人に有利になるような起こし方をしてはいけません
・何度も聞き直しを重ね、一言一言を慎重に分析します。
・「うーん」「えっと」などの言いよどみや相づちも、重要になる可能性があります。
発言者を取り違えないようにします。不安がある場合は、特定しないでおきましょう。
・確信の持てない部分、自信の持てない部分は確定せず、その旨を付記して報告します。
・自分の感情を重ね合わせないようにします。
先入観を持ってはいけませんが、事件の背景に関する予備知識は必要です。

「先入観」と「予備知識」の違い

・初心者が1人で受注することは避けましょう。
・守秘義務に関する誓約書を求められることが多くなりますので、誠実に対応しましょう。

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posted by 谷頭千澄 at 16:32| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.裁判記録(法廷録音)

法廷内は静かで、発言者のそばにマイクも用意されていますので、
録音状態は比較的良好です。

聞き取りは比較的容易ですが、
一般人の証人等は緊張しているために
言い間違い、口ごもり、早口になる傾向があります。

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法廷録音については、逐語記録ではなく、
読みやすく軽いリライトをかける場合もあります。
クライアントの出す仕様に従い、どの程度加工が許されているかを確認してから、作業に入りましょう。

posted by 谷頭千澄 at 16:27| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

先入観と予備知識の違い

「先入観」と「予備知識」は、別のものです。

◆先入観を持ってはいけない

先入観というのは、あらかじめ「こうに違いない」という思い込みで聞くことです。
個人的な感情や思い込みを一切なくして、客観的に音声に取り組むことが
「先入観をなくす」ということです。


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posted by 谷頭千澄 at 16:25| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.証拠性の高い議事録

一般的に、平穏に進行している会議の議事録は、
ケバとりを施し、議事録全体を読みやすくするために、
文章にある程度手を加えてもよいとされる場合が多いようです。

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posted by 谷頭千澄 at 16:22| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.座談会・インタビューの初期入力

座談会やインタビューでは、話者の個性やその場の雰囲気を生かして文章をまとめます。
リライト作業まで任されるテープライターはまだほんの一握りであり、
リライトは社内の編集スタッフが担当する場合が大部分です。

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posted by 谷頭千澄 at 16:20| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-6.市場調査や研究のためのインタビュー

企業の商品開発のためのインタビュー、
大学の研究に使用する聞き取り調査などは、
かなり忠実に元発言通り再現することが求められます。

1752408.jpg

雑誌などの印刷物になるわけではありませんから
読みやすく体裁を整えたりリライトすることは、あまり必要はありません。
それよりも、調査目的ですから、正確性が求められます。

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posted by 谷頭千澄 at 16:19| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-1-7.素起こし受注時の注意

一言で「素起こし」と言っても、その解釈は人によってまちまちです。

「素起こし」といっても、音声を極力忠実に再現するものから、
読みやすくなるようにかなり文章に手を加えるものまで、
さまざまなレベルがあるのです。


下の表は、素起こしの種類を分かりやすくあらわした表です。
「素起こしレベル早見表」の文字の上で右クリックし、「level.html」というファイルをパソコンに保存しておくと便利です。

クライアントとの打ち合わせや
皆さんがリーダーとしてメンバーに仕事を出す時に、活用してください。

dl_01.gif 素起こしレベル早見表


クライアントが、どの程度の仕上がりを求めているかを知るには
具体例を挙げて質問をすると分かりやすいでしょう。

元発言にどの程度加工を加えてよいのかを、クライアントに確認した上で作業を進めるようにしましょう。


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posted by 谷頭千澄 at 16:15| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-2.話し言葉と書き言葉

日ごろ私たちが何気なく接している「言葉」には、
「話し言葉」「書き言葉」があります。

録音されている「言葉」は、ほとんどの場合「話し言葉」であり、
それを音のまま忠実に文字化したのでは、とても読みにくく意味の通らない文章になってしまいます。

そのため、元発言の趣旨や内容に変更を加えずに最低限の加工を加えて、読みやすい文章に整えることがあります。

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posted by 谷頭千澄 at 16:11| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6-3.くだけた言葉の書き換え例

逐語記録の場合は、どんなくだけた言葉も忠実に文字化しますが、
それ以外では、あまりにもくだけた表現や発音の乱れは
次のように修正します。

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posted by 谷頭千澄 at 07:29| Comment(0) | ■第6回 素起こしの基礎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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