1-1.話を聞く技術

皆さんは、「人の話をきちんと聞く」ことができていますか?

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ボイスライティング(テープ起こし)は、音声を文字に入力していく仕事です。

録音された音声を、ヘッドホンなどを使って聞き
少しずつ音声を止めながら、正しい漢字をあてはめて文字で入力していきます。
少し文章を整えることもあります。

ボイスライティングは、まず人の話を正確にきちんと聞き、正しいイメージのもとにその意味を理解することから始まります。




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1-2.耳で聞かずに全身で聞く

皆さんは、人とおしゃべりをする時、
「耳」で相手の声を聞いていますね。

理屈っぽい言い方をすると、
音が空気を伝わって耳の中に伝えられ、鼓膜が振動して、
それが聴覚神経を伝わって脳に伝えられ、今度は脳がその意味を分析し始めます。

だから、会話を聞いているのは「耳」から聞いているわけです。

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1-3.つながりを考えながら会話を理解する

テープ起こしは、単なる音声記号処理ではありません。

話者が発した言葉には、背景があり、感情があり、それまでの経緯や文脈があります。
その場その場の音声を知覚して文字にするのではなく
背景にかくされた膨大な「意味」「状況」のつながりをとらえてください。
一つの言葉は、たくさんのつながりを後ろに抱えています。
話の状況をつかみながら聞く、ということです。
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1-4.絵(イメージ)とセットで覚える

斎藤孝さんは、著書『「頭がいい」とは、文脈力である』の中で、このことを見事に次のように書き表しています。

平家物語の難解な古文について。
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1-5.ボイスライティングの魅力

ボイス・ライティング(テープ起こし・音声起こし)とは、録音された音声を聞きながら、それを文字化していく仕事です。

人の話を正確に聞き取る技術、そして旺盛な好奇心と根気が必要になります。
日本語や社会に関心がある方には、とてもやりがいのある奥の深い専門的な職業です。
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1-6.テープ起こしの呼称

テープ起こしには、実は正式な呼称というものがありません。
テープ起こし、テープリライト、テープライティング、反訳(はんやく)、テープ反訳、ワープロ反訳、トランスクライブ、録音ワープロ速記……とさまざまな呼び方がありますが、どれも「テープ起こし」のことを指しています。

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1-7.テープ起こしの歴史

1.速記者による逐語(ちくご)記録


テープ起こしという仕事は、もともとは速記者が専門に行っていた分野です。

日本は第1回の帝国議会から速記で記録を取っている国でもあり、従ってわが国の速記には100年の歴史があります。

議会の音声を録音するようになったのは、録音機(テープレコーダー)が官公庁や自治体に導入されるようになったここ十数年のことです。
しかし、この時点では録音はあくまでも補助的なものであり、公的機関の会議録は速記者が作成した速記録から反訳するという方・が一般的にとられていました。

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1-8 ボイスライターという呼び方について

これまで、この仕事の名称には「テープ起こし」以外にもいろいろな名前がありました。
この講座では、録音媒体や機材の種類にとらわれず、

「音声を聞き取り文字に残す」という仕事を
「Voice Writing(ボイスライティング)」

その仕事をする人々のことを
「Voice Writer(ボイスライター)」 と呼んでいます。

これは私たちの造語です。


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